episode1
会社初となる物流施設開発の第一弾。
今後の事業を左右する大きな挑戦が始まる。
本プロジェクトが始動したのは、2020年9月。これまで商業施設事業、オフィス事業、住宅事業などを中心に展開してきたTC神鋼不動産が、年々高まりを見せる物流ニーズの拡大を受け、新たに物流事業への参入を決定した。そして、その完成第一号となる物流施設がこの「AS-LOGI神戸I 」である。
そんな会社からの期待と注目を集める本プロジェクトのプロジェクトマネージャーに選ばれたのが、青木だ。当時を振り返り、青木はこう語る。「入社してからずっと住宅畑で仕事をしてきて、物流施設の開発はもちろん初めて。まず何から手をつければいいのかも分からない状態で、文字通りイチからのスタートでしたね。」会社としても、自身にとっても初めての経験に戸惑いながらも、新しいことに挑戦する期待感に胸を膨らませていた。
また、青木と時を同じくして技術部の主担当として選ばれたのが、松藤である。青木と同様、本プロジェクトの両輪を担う存在だ。松藤も長年、住宅の分譲事業に携わってきたが、新規事業の話を聞いて自ら手を挙げたという。「会社として新しいことに挑戦しようという大きな流れがあって、そこで新規事業があった際はぜひ参加してみたいと上司に伝えていました。今回その希望が通り、ワクワクした気持ちでプロジェクトに臨みました。」そう語る松藤も、青木と同様「物流とは何か」という基礎からのスタート。プロジェクトメンバーが力を合わせ、未知のフィールドへのチャレンジが始まった。